塗装商品
アレスアクアシリコンAC
水性反応硬化技術に低汚染性が加わりました。
関西ペイントが開発した水性反応硬化技術は、塗料の商品構成の流れを変え、環境改善に大きく貢献してきました。
アレスアクアシリコンACⅡは、この水性反応硬化技術をさらに進化させたマイクロ反応硬化技術を採用しています。
これにより水性塗料の常識を超えた低汚染性を発揮するとともに、溶剤形アクリルシリコン樹脂塗料に匹敵する高い耐久性と高光沢仕上げを実現しました。
まさしく最強の水性塗料が誕生したのです。
耐汚染性
緻密・強靭塗膜形成技術により、
汚れが付着しにくくなります
塗膜性能
| 試験項目 |
試験成績 |
試験規格* |
| 低温安定性 |
合格 |
塊がなく組成物の分離・凝集がないこと |
| 初期乾燥によるひび割れ抵抗性 |
合格 |
ひび割れがないこと |
付着強さ
(N/mm2) |
標準状態
| 1.9 |
1.0以上 |
| 浸水後
| 1.7 |
0.7以上 |
| 温冷繰返し |
合格 |
試験体の表面に、ひび割れ、はがれ及び膨れが無く、かつ著しい変色及び光沢低下がないこと |
| 透水性B法(ml) |
0.1 |
0.5以下 |
| 耐衝撃性 |
合格 |
ひび割れ、はがれ及び著しい変形がないこと |
| 耐候性A法 |
合格 |
ひび割れ及びはがれがなく、変色の程度がグレースケール3号以上であること |
新設時の仕様
コンクリート・モルタル系素地 アレスホールド工法
| 工 程 |
塗料名・処置 |
標準所要量 |
塗装間隔 |
塗装方法 |
希釈率 |
| (kg/m2/回) |
(23℃) |
(重量%) |
| 1 |
素地調整 |
エフロ・レイタンス・ゴミ・汚れなどは、ワイヤーブラシ・サンドペ-パー・ウエスを使用して除去し、乾燥した清浄な面とする。(pH10以下、含水率8%以下とする) |
| 2 |
下塗り |
エコカチオンシーラー |
0.13 |
2時間以上 |
ローラー |
無希釈 |
| 0.17 |
7日以内 |
エアレス |
| 3 |
下地調整材 |
アレスホルダーGⅡ |
0.3~1.5 |
8時間以上 |
ローラー |
1~10 |
| (下塗り) |
上水 |
7日以内 |
エアレス |
7~15 |
| 4 |
上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
2時間以上 |
ローラー |
5~10 |
| (1回目) |
上水 |
0.16 |
7日以内 |
エアレス |
| 5 |
上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
― |
ローラー |
5~10 |
| 注)標準所要量は、被塗物の形状や下地の状態・塗装方法・環境などによって増減することがあります。 |
コンクリート・モルタル系素地 複層塗材RE仕上げ JIS A 6909 複層塗材・適合仕様
| 工 程 |
塗料名・処置 |
標準所要量 |
塗装間隔 |
塗装方法 |
|
| (kg/m2/回) |
(23℃) |
|
| 1 |
素地調整 |
エフロ・レイタンス・ゴミ・汚れなどは、ワイヤーブラシ・サンドペーパー・ウエスを使用して除去し、乾燥した清浄な面とする。(pH10以下、含水率8%以下とする) |
| 2 |
下塗り |
エコカチオンシーラー |
0.13 |
2時間以上 |
ローラー |
無希釈 |
| 0.17 |
7日以内 |
エアレス |
| 3 |
中塗り |
マルチアチルラフRE |
0.8~1.5 |
8時間以上 |
吹付 |
7~10 |
| (ベース吹き) |
上水 |
7日以内 |
| 4 |
中塗り |
マルチタイルラフRE |
0.8~1.2 |
8時間以上 |
吹付 |
1~4 |
| (パターン吹き) |
上水 |
7日以内 |
| 5 |
上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
2時間以上 |
ローラー |
5~10 |
| (1回目) |
上水 |
0.16 |
7日以内 |
エアレス |
| 6 |
上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
― |
ローラー |
5~10 |
| (2回目) |
上水 |
0.16 |
エアレス |
| 注)標準所要量は、被塗物の形状や下地の状態・塗装方法・環境などによって増減することがあります。 |
塗替時の仕様
コンクリート・モルタル系素地
【適用できる旧塗膜の種類】各種エマルション、リシン、スタッコ、吹付タイル、弾性塗膜など
アレスホールド工法 JIS A 6909 可とう形改修塗材E・適合仕様
| 工 程 |
塗料名・処置 |
標準所要量 |
塗装間隔 |
塗装方法 |
希釈率 |
| (kg/m2/回) |
(23℃) |
(重量%) |
| 1 |
素地調整 |
モルタルの浮き・クラック等は適切な処置を行う。
劣化塗膜やチョーキング・汚れ等を高圧水洗にて除去し、乾燥した清浄な面とする。 |
| 2 |
下塗り |
アレスホルダーGⅡ |
0.3~1.5 |
8時間以上 |
ローラー |
1~10 |
| 上水 |
7日以内 |
エアレス |
7~15 |
| 3 |
上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
2時間以上 |
ローラー |
5~10 |
| (1回目) |
上水 |
0.16 |
7日以内 |
エアレス |
| 4 |
上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
― |
ローラー |
5~10 |
| 注)標準所要量は、被塗物の形状や下地の状態・塗装方法・環境などによって増減することがあります |
窯業系サイディングボード
| 工 程 |
塗料名・処置 |
標準所要量 |
塗装間隔 |
塗装方法 |
希釈率 |
| (kg/m2/回) |
(23℃) |
(重量%) |
| 素地調整 |
欠損、シーリング材の劣化部等は適切な処置を行う。
劣化油膜やチョーキング・汚れ等を高圧水洗にて除去し、乾燥した清浄な面とする。 |
| 下塗り |
アレス水性エポレジン |
0.13~0.20 |
4時間以上 |
ローラー |
0~10 |
| 上水 |
7日以内 |
エアレス |
10~15 |
| 上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
2時間以上 |
ローラー |
5~10 |
| (1回目) |
上水 |
0.16 |
7日以内 |
エアレス |
| 上塗り |
アレスアクアシリコンACⅡ |
0.13 |
― |
ローラー |
5~10 |
| (2回目) |
上水 |
0.16 |
エアレス |
| 注)標準所要量は、被塗物の形状や下地の状態・塗装方法・環境などによって増減することがあります。 |
安全・衛生に注意し正しく製品をご使用いただくために特に下記の事項を守ってください。
①セメントモルタルやコンクリート面は含水率8%以下、PH10以下になるまで乾燥させてください。
②躯体や構造からの漏水がある場合、止水処理を十分行ってください。
③躯体含水率が高い場合、断熱機能が十分でない結露の多い建物、換気効率の十分でない建物、漏水箇所の止水処理が十分でない場合、居住者の方の生活環境などの違いなどで、塗膜の持つ透湿性能以上の水蒸気量発生の場合は、塗膜がふくれることがあります。
④シーリング材の上はワレや汚れが生じることがありますので、塗装は避けて下さい。やむなく塗装される場合は下塗の前に「シープラ」または「マルチタイルコンクリートプライマーEPO」をご使用ください。
⑤気温5℃以下、湿度85%以上、降雨、降雪、強風が予想される場合は塗装をしないでください。
⑥旧塗膜の劣化が著しい部分はサンダー、ワイヤーブラシ等で除去し、加圧水洗後十分乾燥させてから塗装をしてください。
⑦気温0℃以下、40℃以上での保管は避けてください。
⑧軽量モルタル、ALCパネル、高断熱型窯業サイディングおよび発砲ウレタンなどを使用した壁断熱工法などの「高断熱型外壁」を塗り替える際、旧塗膜が溶剤系アクリルトップである場合は蓄熱や水の影響、塗装後の環境などいくつかの条件が重なることで、塗膜のふくれが生じることがあります。旧塗膜をラッカーシンナー拭きして簡単に塗膜が再溶解する場合は、下塗に「マルチタイルコンクリートプライマーEPO」を塗装してください。
⑨ハケ塗りで補修塗りを行う際、ローラー塗りとの仕上り肌や希釈率の違いによる色相差が生じることがありますので、ご留意ください。
⑩旧塗膜がスタッコのような大柄模様のときは各工程の塗料を十分に塗り込んでください。
⑪押出成型板・GRC板などはエポキシ樹脂下塗塗料「アレスストロングシーラー」または「浸透形シーラー」などを2~3回に分けて十分塗付してください。
⑫弾性スタッコへの塗装はできません。
⑬強溶剤形の上塗塗料を塗装した場合、旧塗膜・シーラーの種類によってはちぢみ・シワなどの仕上がり不良が生じることがあります。
⑭下地補修部へ対しましては、必ずシーラー塗装を行ってください。
⑮汚れ、傷などにより補修塗りが必要な場合がありますので、使用塗料の控えは必ずとっておき、同一塗料、同一ロット、同一塗装方法で補修塗装してください。
下記の注意事項を守ってください。
詳細な内容については化学物質等安全データシート(MSDS)をご参照ください。
予防策 取り扱い作業中・乾燥中ともに換気のよい場所で使用し、粉じん・ヒューム・ガス・ミスト・蒸気・スプレーを吸入しないこと。
必要な保護具(帽子・保護めがね・マスク・手袋等)を着用し、身体に付着しないようにすること。
吸入に関する危険有害性情報の表示がある場合、有機ガス用防毒マスク、又は、送気マスクを着用すること。又、取り扱い作業場所には局所排気装置を設けること。
皮膚接触に関する危険有害性情報の表示がある場合、頭巾・えり巻きタオル・長袖の作業着・前掛を着用すること。
本来の目的以外に使用しないこと。
指定材料以外のものとは(多液品の混合・希釈等)しないこと。
缶の取っ手を持って振ったり、取っ手をロープやフックで吊り下げたりしないこと。
取り扱い後は、洗顔、手洗い、うがい、及び、鼻孔洗浄を十分行うこと。
使用済みの容器は、火器、溶接、加熱を避けること。
本品の付いた布類や本品のかす等は水に浸して処分すること。
[対応】
目に入った場合:直ちに、多量の水で洗うとともに医師の診察を受けること。
皮膚に付着した場合:ただちに拭き取り、石けん水で洗い落とし、痛みや外傷等がある場合は、医師の診察を受けること。
吸入した場合:空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けること。
飲み込んだ場合:直ちに医師に連絡すること。無理に吐かせないこと。
漏出時や飛散した場合は、砂、布類、(ウエス)等で吸い取り、拭き取ること。
火災時には、炭酸ガス、泡、又は、粉末消火器を用いること。
【保 管】 指定容器を使用し、完全にふたをして湿気のない場所に保管すること。
直接日光、雨ざらしを避け、貯蔵条件に基づき保管すること。
子供の手に届かない場所に保管すること。又、関連法規に基づき適正に管理すること。
【廃 棄】 本品の付いた布類や本品のかす、及び、使用済み容器を廃棄するときは、関連法規を厳守の上、産業廃棄物として処分すること。(排水路、河川、下水、及び、土壌等の環境を汚染する場所へ廃棄しないこと。)
【施行後の安全】 本製品は揮発性の化学物質を含んでいますので、塗装直後の引渡しの場合は、施主様に対して安全性に十分に注意を払うように指導してください。例えば、不特定多数の方が利用される施設などの場合は、立看板などでペンキ塗り立てである旨を表示し、化学物質過敏症ならびにアレルギー体質の方が接することのないようにしてください。